りょーへーBlog

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少しだけ水に興味がある大学院生です。

【それ、勝手な決めつけかもよ】いつもと違う解釈を知って視野が広がった本

かつての日本はアグリカルチャー(農業)の時代でした。しかし今は、意味に共感できるかどうか、つまりアグリーできるかどうかで時間やお金が動いていく時代になった。

どうしてもこのフレーズはメモしておきたくて、冒頭に書いてみました。

アグリーできるかどうかって、物があふれる時代になった私たちならではの価値観ではあります。コピーライターとして広告のプロが書く文章は一つ一つの重みが全く違いました。

 

今回はタイトル「それ、勝手な決めつけかもよ」にもある通り、これまでの概念・解釈を広げるための本です。「そんな考え方があるのか」という驚きだけでなく、「意外と良い考え方だな~」と感心したところも多くありました。

 

自己啓発っぽい本が嫌いな人でも、色々な考え方を知れる自己解釈本にはハマるかもしれません。頭が固い頑固おやじになる前に一度は読んでおきたい一冊となっています。

ニュートンからWithコロナ時代を生き抜く術を学ぶ

ペストの流行で2年間大学が一時休校。ニュートンはその間に万有引力の法則を発見した。さらに驚いたのは、ニュートンは「休校期間」のことを「創造的休暇」と呼んでいた。今はこの先に向けて、何かを創造する時間でもある。

コロナの影響で私たちの生活を大きく変えた2020.03から、約1年半。みなさんはどう思いながら過ごしてきましたか?

 

学校にもいけないし、スポーツの試合もできない。ライブもなくなって旅行にもいけない。いけないこと、できなくなったことをあげればきりがありません。

 

それでも私は、後から振り返って「あの時〇〇をしていてよかったなー」と思えるように日々過ごしてきました。自分と見つめ合う時間も意図的に増やし、改めて何が大切なのか、何がしたいのかを考えるいいきっかけになりました。さすがにそろそろ終わりにしてくれてもいいと思うけど。

 

出来ないことを数えても何も変わりません。制限された中でもどう過ごしていくのかは私たちが選んでいます。実はコロナってちょっとでもいい解釈ができるようにさせるための試練なのかもしれません。

右向け右の違和感を大切にする

右向け右の時に、違和感は出没しやすい。それは服の「ほつれ」のようなもので、放っておいたら服全体がダメになってしまう。

あれ?と思うことを日々の中で見過ごさないように言葉にしていく練習をこれからしていこう。

「右向け右~」で思い出すのは体育の授業であった集団行動です。あの時間は最も嫌いな時間でした。みんなで嫌々同じ行動をしなければいけない意味が当時は全く理解できず、わざと間違えたりちょっとずらしてみるチャレンジをしていました。これは単なる反抗期ですかね。すみません。

 

でもそれくらいから、なんとなく府に落ちないこと、違和感に思うことは大切にするようにしてきました。あの時先生の言うことを思考停止で受け入れていたら、今の私は100%ありませんでした。「ちゃんと立ち止まってえらいぞ!」とほめてやりたいです。

 

まとまりがありませんが、ちょっとした違和感を大切にしましょうということです。

人との分かれは独立記念日だと考える

恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失。これまですべてだと思っていた人との別れほど、尾を引くし、さみしさは残る。でも「独立記念日」と言い換えることで少しだけ心の中で響き方は変わる。

これは正直その場になってみないとできるかどうか自信はありません。

今いる大切な人が急にいなくなる覚悟は正直できないし、考えることもできません。

 

たとえすぐに独立記念日だと思えなくても、考えようとするだけでも大きな一歩だなーと思う、まだちょっと他人ごとの24才社会人1年目ひよっこでした。

Zoomを生み出したエモい話

Zoom創業者のエリック・ユアン氏は、大学進学時に恋人と遠距離恋愛になってしまい、年に2回、電車で10時間かけて会いに行ったそうだ。大学1年生のときに、エリック氏は「電車に乗らず、離れていても会話できるものはないだろうか」と思った。その時のアイデアが未来につながり、現在のZoomとなった。

遠距離恋愛の二人が、距離を超えて人をつなぐZoomを生み出した。エモい。

ZoomやFacebook、TeamsにLINEなど、私たちのコミュニケーションの取り方はここ数年で大きく変化しました。正直これらのツールが0だったら、今ある人間関係も全く違っただろうし、とっくに疎遠になってしまう人も正直いたと思います。エリック氏をはじめ、これらのツールを世に広めた開発者には本当に感謝です。

過去は変えられないけど捉え方や意味は更新できる

過去の出来事を変えることはできない。けれど、その捉え方や意味は更新できる。

「そんなに簡単にいうけど、これができたら苦労しないよ!」と思うかもしれませんが、24才の若造でもこの考え方がめちゃくちゃ大事なのはすぐに分かります。

 

最近BTSのリーダー(名前は忘れましたすみません)のスピーチを聞いて、「同い年だけどすごい良いこというなー」と感心したことを思い出しました。こんな感じのことです。

I made mistakes yesterday. But yesterday's me is still me. (中略)Speak yourself. What is your name?

例えミスをした昨日の自分でさえ受け入れる。まずは自分のことを愛する。

過去は変えられないけど解釈は付け加えて捉え方や意味付けができる。そう思える人はきっと素敵な人だなーと思う、とにかく思いまくって勉強になった一冊です。