【TOEIC】英語学習を始めたきっかけ「絶対に許せない人」
TOEICを勉強する理由は「就活」「会社の昇進」「資格」など人それぞれだと思います。私の場合少し特殊で、ある絶対に許せない人物によってでした。
絶対に許せない人物
人生で絶対に許せない人っていませんか?
私の場合、その人が英語学習の中でもTOEICを始めたきっかけです。大学の授業でたまたま出会ったスキンヘッドの外国人先生です。男性の先生で名前はジェイミーです。
第一印象
今考えてみれば初めて会った時から少し変でした。ガイダンスの授業でいきなり、
「授業中にスマホを触るな!おれはこれまでに学生のスマホを何台も窓から捨てたことがあるんだぞ!」と言い放っていました。英語の授業で学生みんながびびっていました。
授業内容は詳しく覚えていませんが、威圧的でとにかく面白くなかったです。当時私は英語が一番好きな科目でしたが、こんな授業を受けていたら嫌いになる人もいるだろうなあと思いながら過ごしていたのを覚えています。
宿題って絶対家でしないといけない??
ある日のことです。ジェイミーはいつも宿題を出して、授業が始まるとチェックをしていました。私は大学に遠くから通っていたこともあり、いつも早めに教室に来ていたので、授業前に宿題をすることもありました。
するとたまたま早く教室に入ってきたその先生は、私が宿題をしているのを見るとすごい形相で近づき、私の教科書を取り上げて英語でこう言いました。
「宿題は家でしてくるものだ、おまえはもう宿題をしなくていい。単位を落としてやる。」
こんな感じだったと思います。私は何を言っているのか分かりませんでした。英語が分からないという意味ではなく、なぜ授業が始まっていないのに宿題を一生懸命取り組んでいる学生から取り上げる理由が理解できませんでした。
その結果
授業は必修の単位だったので、私はその後も授業に全出席し、期末テストも受けました。しかし結果は落単でした。単位は取れませんでした。
私が取った行動
必修の単位が取れなくて私は考えました。今だったら成績開示でなぜ落単か申し立てることができると知っているのですが、当時はその制度は知りませんでした。なので私がその単位を取るためには、
- 来年に再履修をする(後輩と一緒に受ける)
- TOEICで730以上取り単位免除の申請をする
この二つの選択肢しかありませんでした。
これがきっかけでTOEICの勉強を本気で始め、大学入学当初500点台だったスコアを現在は855点まで上げました。
絶対に許せないジェイミーに今では感謝
宿題を授業前にしていて落単させられた意味は分かっていないので、完全に許したわけではありません。しかし、今ではTOEICを勉強するきっかけを与えてくれたジェイミーに少しだけ感謝しています。ジェイミーと出会っていなかったら、大学で表彰されたり留学することはなかったかもしれません。
院を卒業する時にもしまだジェイミーがいたら、英語で感謝を伝えにいきたいと思います。そのために引き続き勉強していきます。