【英語論文を原文のまま読む意外なメリット】慣れるまでの時間が大変
大学の研究室に配属されると、英語論文を読む機会があります。
物語ならまだしも専門用語だらけの英語論文を読むのは、初めは本当にしんどいです。
それでもGoogle翻訳したのを印刷して読んでいくのはなんか違うな、と思います。
研究室の英語論文
研究室に配属されると先輩や教授から、
「まずはこの論文を読んで勉強して」「文献紹介のゼミあるよ」
など急に英語論文を読む機会が登場します。もちろん専門用語だらけなので、難易度は高めです。
大学でTOEICの勉強はしていてある程度英語を読むことに抵抗のなかった私ですが、予想の100倍読むのに時間がかかったり理解ができなかったりで挫折しかけました。
初めに妥協するかしないか
結局は「はじめの第一歩」が大切でした。
地方ですが一応国立大学理系の研究室でも、英語論文を英語のまま読んでいる人は私が配属された当初はほとんどいない状況でした。
その時私はなぜか意地でもGoogle翻訳に入れて印刷することをしませんでした。
おかげで英語論文数ページを読むだけで丸一日取られたりと、大変な思いもしました。
しかし、今では英語論文を渡された時に妥協しなかったことが本当に良かったなあと思います。
英語論文を英語論文のまま読む「意外なメリット」
①文章の構造が勉強になる
英語論文をそのまま読むメリット、それは英語そのものの構造がシンプルで勉強になるからです。
よく日本語は世界一難しい言語だと言われますが、英語はその逆です。
英語は構造がはっきりとしていて、文章も結論から書きます。研究と文章を書くプロが書いた論文を読むだけでも大きなメリットがあると言えます。
・Abstract(要約、概要)
・Introduction(研究背景、研究の意味)
・Method(実験方法)
・ Results(実験結果)
・Conclusion(結論、言いたいこと)
構造がシンプルだからこそ、ある程度読むのに慣れたら全部読まなくてもなんとなく「ここを読めばどんな論文かは分かるなあ」
っていうのが分かるようになってきます。
②最新の情報を英語でgetできる
最新の研究内容や本は基本英語で出版されます。そのあと日本語でも欲しいという声が挙がると、ようやく翻訳家が日本に持ち込むので、日本語で読むには多少のタイムラグがあります。
なのでタイムリーで翻訳のフィルターがかかっていない英語で読めたら、最新の情報をgetできることになります。
これは研究の世界ではとても重要になってきます。
なぜなら自分の研究は他の人がすでにしていないか、本当に意味のある研究なのかが確かめれるからです。
③チャレンジしている感、自己肯定感が高まる
単純に英語論文を読んでいるとチャレンジしている感が出ます。そして自分ってすげーっていう自己肯定感が少し高まります。
だってスタバで英語論文を読んでいる大学生がいたら、「なんかすごそうな人だなあ」と思いませんか。
実は自分に向けて
実は今現在英語論文を読まないといけないのですが、ちょっとめんどくさいが勝ってしまってあまり進んでいませんでした。
なので自分で書いたメリットを見返して、なんとか英語のまま読み進めてみようと思います。