【教授の部屋に質問行ったら1時間】教授のやる気スイッチはどこにあるんだろう
今後の実験について少し方向性を確かめようと思って、久しぶりに担当教授の部屋にノックしてみました。
するとビックリ、先生のやる気スイッチが入って研究について1時間以上語ってくれました。
教授の部屋に行く前に準備すべきこと
- 聞きたいこと、引き出したいことを整理、資料作成
- 聞くことに対して最低限の知識
- メモするもの
いつもこんな感じの準備をしてから突撃します。ここで大切なのは、「教授の貴重な時間を取って質問をする」という意識と「それに見合った準備」が必要だということです。
そのための資料づくりや知識、そして知識を吸収しようという姿勢は、ある意味マナーです。
教授のやる気スイッチ
最低限の準備といくつかの条件が重なれば、教授のやる気スイッチは発動します。
このいくつかの条件がなかなか分からないのが面白いところです。
「やる気スイッチ」を押すことができたら私にとっては大チャンスです。
ただ担当教授とはもう3年目になるのですが今でも不思議なのは、いつも全体でのゼミなどではあまりアドバイスなどはしません。
他の人がいる全体の場よりも、個人で質問に行った時に「やる気スイッチ」が発動する確率が高い気がします。
あとはやっぱり午後の眠たい時間よりも、午前中の脳が活性化している時間帯に質問に行ったほうがいい気がします。
議論中は頭をフル回転&メモ
やる気スイッチが発動してフィーバータイムに入ったら、私は全力で頭を動かし、なんとか先生の話についていくように努力します。実際はメモするのと時々意見を言うのがやっとなので、議論と言えるかは微妙です。
議論中の私のすべきことは、このフィーバータイムを少しでも長く続かせることです。
話の中で普段は言ってくれない研究のヒントがいっぱい出てくるからです。
いつもけっこう準備をしたつもりで行くのですが、先生が考えていることは私たち学生の何歩も先で驚かされます。「いつもの実験がこんな目的があったのか」「ここまで目指しているんだな」など、新しい発見や学びが多いです。
熱意は広がる
いつも口数が少ない教授が熱量多めで語っているのを見ると、不思議とこっちも頑張ろう!と思います。
いつもは「実験はできるだけしたくない」っていう感じなのですが、質問に行った後だとやる気が3倍くらいになっています。
人の持つ「熱意とか志」とかって、周りにいる人も元気にさせたりやる気にさせてくれるすごいパワーを持っているなあと感じました。
打ち込めるもの、語れるものを作る
研究に対してもそうなんですけど、何か打ち込めるもの、語れる人って純粋にかっこいいなーと思います。
普通60才くらいのおじさんって普通、適当に仕事をしてなんとなく次の老後を過ごそうと考えているもんだと思っていました。それなのに急に質問に来た学生にこれだけ熱く語れるって研究者の鏡です。
何事も完璧を求めるときりがないのですが、打ち込めるものや無限に語れるものを多く持つおじさんになりたいと思いました。
少しだけ実験がんばります。