【いま君に伝えたいお金の話】時給の高さは「希少性」によって決まる
「今君に伝えたいお金の話」は、学校の教科書になってほしいくらい分かりやすい「お金の教科書」です。なんなら高校で意味不明だった授業「政経」の100倍くらい勉強になると思います。
お金の勉強を本質から学んでいる大学院生が学んだことをメモしておきます。
物事を数字でとらえる
モノの値段は必ずしも質の高さで決まるわけではありません。
この本を一言でまとめると、これに尽きます。
「モノの値段は必ずしも質の高さで決まるわけではない。」
私たちの身の回りのモノはすべて値段がついています。
なぜその値段で売られているのか。そうやって自分で考えて数字でとらえるクセこそ一番の財産です。
本の中で出てきたエピソードの中で、驚くくらい私と一緒のことが書かれていました。
小さい子供の時から、買い物に行くと何か買うわけではないけどあらゆるモノの値段を見るのがクセになっていた、というエピソードです。
偶然にも私も小さいころから(今でも)値段を見たり予想するのが好きでした。
もしかしたらこの習慣が今お金の勉強を楽しくできている理由の一つかもしれません。
なぜ子供なのに投資に挑戦するべきか
投資と聞くと、「そんなの怖くてできないから貯金が一番」とか「投資は規模の世界だから少額じゃ意味ない」とかいろいろな意見があると思います。
それでもやっぱり私も著者の村上さんと同じで、子供でも投資に挑戦してみたらいいと思っています。この議論って少額の資産運用が意味あるのかと本質は同じな気がします。
子ども(大学生も)と社会人の大きな違いは、お金が少ししかないこと、そして生活費の心配はいらないという点です。
失敗しても少額だから影響はほぼゼロだし、そこから勉強したことは将来の宝物になるはずです。
希少性について考える
仕事は需要と供給のバランスで決まるとよく言われます。
医者は必要とする数(需要は高い)のになれる人は少ないから、給料はいい。
一方、誰でもできる大学生のアルバイトはそこまで需要が少ないから、給料はせいぜい時給1000円。
この言葉を「希少性」でまとめていたところが一番心に残ったし、この一言から学びが多かったです。
日本の学校教育は良くも悪くも「みんなが同じ方向を向かう」方針です。
私自身はこの方針と真逆の「希少性」を磨いていきたいと思います。