りょーへーBlog

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少しだけ水に興味がある大学院生です。

【お金の減らし方】大切なのはお金をどう使うか

お金を増やすことには興味あるけど、「お金の減らし方」ってどういうこと?

今回紹介する「お金の減らし方」はタイトルだけ見るとなんだか違和感がありました。

 

だってみんな普通お金を得るために毎日仕事をしているのに。

もっとお金がほしいんです!

お金は、自分の欲しいものに使う。

必要なものよりも、欲しいものを優先しなさい。

著者の森博嗣ワールドから沢山学びましょう。

こんな人におすすめ。

  • 今よりもお金がほしいと思っている人(全員)
  • やりたいことをしたい人(全員)
  • 欲しいものをあきらめたことがある人(全員)
お金の減らし方 (SB新書)

お金の減らし方 (SB新書)

 

【第1章】お金とは何か?

お金とは何なんでしょうか。

紙幣、硬貨はもちろんのこと、通帳に書かれた数字だって〇〇PAYの残高、最近ではさらに仮想通貨だってお金の一種になりつつあります。

 

つまり実体がなくてもその数字自体に価値があって、私たちは何かモノやサービスを受けるためにその価値が保証されているお金を払うことになります。

 

じゃあ本のタイトルにもなっている「お金を減らすこと」とはどういうことか。

その答えにもなる著者の「お金とは」について回答している部分をメモ。

 

  • ものを買う、つまりお金を減らすことは、自分が得をするための行為、ということになる。
  • 時間とお金をというのは、やりたいことをするための手段であり、そのためにエネルギーを使って手に入れる。それならお金を得ることが目的ではない。
  • 価値があるのは、満足のほう。

 

ここから言えるのは、「お金を使って自分のしたいこと、欲しい物を得ようとすることが大切であって、お金を得ること自体には何の価値もない」ということです。

自分で解釈するならこんな感じですかね。

 

お金がもらえる→仕事を愛する=お金を愛する→それ自体に価値はない

【第2章】お金を何に使うのか?

第1章で見てきた通り、お金を稼ぐことよりも、そのお金をどう使うかが大切ということでした。

じゃあお金をいっぱい持っている人ってお金を何に使っているのでしょうか。

豪遊?散財?旅行しまくり?

意外とこれなんです。

 

お金持ちが贅沢な暮らしをしていると想像しているのは、お金持ちじゃない人たちだけかもしれない。

 

意外とお金持ちほどお金持ちに見えないし、質素でシンプルな暮らしをしているのはなんとなく分かる気がします。

 

お金がほしい!っていうよりは、自分が欲しいものがあって、それを手に入れるためにお金が必要。だから少しがまんして働いたり貯金したりする。

「何に使うか」を意識しましょう。

【第3章】お金を増やす方法

投資

老後2000万円問題が出てからというもの、貯金だけじゃなくて「投資」を始めた人も多いのではないでしょうか。

自分自身も含めて若い人はこの言葉を覚えておくべきだと思いました。

 

投資でお金が増えたところで微々たるもので、仕事で稼ぐことに比べて期待値が低すぎる。むしろ自分に投資をして、勉強するなり修行するなりして、自分のポテンシャルを上げ、それを活用して効率の高い仕事に就いた方が得策だろう。

 

これは半分正解で半分間違いだと思いました。

なぜなら、投資をしてみないとこの言葉の意味がよく分からないと思うからです。

 

私自身もお金や投資の勉強をある程度したからこそ、「投資=入金力」の意味が分かりました。今では増やすという目的から、損をしない減らさない、という目的に変わりました。これは多分やってみないと分からなかったことです。

ここでもう一つ、より一層勉強していこう!と思えた文章を残しておきます。

  • 若い人ほど持ち時間があり、可能性を持っている。
  • 地道に自分の能力を高めることに、お金と時間とエネルギーを使ってもらいたい。自分に投資することが最も期待値が高い。

仕事をするということ

仕事って好きなことを求めるのもいいんですけど、それ以上に「得意かつ相手が求めていること」のほうが価値を持っていると思います。

 

今の仕事でいいのか。ちょっと疑問に思った時に役立つ一言。

  • とにかく、自分の感情、自分の信念、自分の習慣のようなものに囚われないことが大切だ、と僕は感じている。いつも「どうして自分はこう感じるのか?」という疑問を持つこと。自分の判断を疑う目を持つことにしている。
  • 人より自分はどんな点で優れているのか、と考えるくらいのことはしても良いだろう

もう一つ、私個人としては日本人全員副業するべき!と思っています。

賛否あるのは分かりますが、これは良い悪いじゃなくて未来を考えると当たり前です。

 

終身雇用が終わり、コロナを経験した今、収入の柱一つのリスクの大きさはよくわかったと思います。誰もが認める大企業であってもそうです。

 

だからといって新卒サラリーマンが入ってすぐ副業をする!ということではありません。

あくまで未来のことを考えたとき、「大企業に入れたから安心」にはならないということです。むしろ社会に出てから沢山勉強して準備しようと思うべきだしそうしようと思います。

 

常に未来のことを考えて、事前に策を講じておく。いつも悲観的に考え、次の手を秘めておくこと。

 

【第4章】お金がないからできない?

お金がないからできないとあきらめる人生よりも、やりたいこと欲しい物があるからその目標に向かって頑張る人生のほうが100倍良いですよね。

少し賢い人は、自分がしたい未来を創造し、そのために少しだけ回り道をする能力がある。これが「我慢」と呼ばれる行為である。

「頭が良い=未来をちょっとだけ鮮明にイメージできる」これだ!と思いました。

目の前の誘惑とかに飛びつかず、自分が本当にやりたいことがあるから頑張れる。

そういう賢い人を目指していきます。

【第6章】欲しいものを知るために

欲しい物を買うとき、「目が合った」「一目ぼれした」という言葉よく聞くと思います。

このあいまいだけど直観的な「これだ」というものは大切にした方がいいです。

満足というのは、好奇心を満たすことでもある。知りたいことを知る。手に取りたいものに触れる。新しいことを試してみる。思い描いたとおりかどうか確かめてみる。

それが人間の本来の性質、本来の生き方なのである。

最後にまとめとして自分に質問してみましょう。

「いいお金の減らし方をしていますか」「満足していますか」