【7つの習慣】まずは自分の人生に責任を持つことから
The king of 自己啓発本。
今さらですが「7つの習慣」を初めて読んでみました。
実践したいことが多すぎたので、やっぱりこれもメモしておきます。
第一印象は繰り返し読み返して自分なりに色々やってみよう!と思えた、そんな本でした。
2月,3月は自分の中で「再読期間」なので、この機会に自分の代名詞と言えるような本を再読して探していきます。
<こんな人におすすめ>
- 今日よりも明日は成長していたい人(全員)
- 何か目標を持っている人、頑張りたいことがある人(全員)
- 人生の目的や自分はどんな人になりたいか明確にしたい人(全員)
完訳 7つの習慣 人格主義の回復: Powerful Lessons in Personal Change
- 作者:スティーブン・R・コヴィー
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: Kindle版
- 7つの習慣の前に
- 7つの習慣の全体像
- 【1】主体的である
- 【2】終わりを思い描くことから始める
- 【3】最優先事項を優先する
- 【4】Win-Winを考える
- 【5】まず理解に徹し、そして理解される
- 【6】シナジーを作り出す
- 【7】刃を研ぐ
7つの習慣の前に
「7つの習慣」では文字通り7つの別々の習慣が紹介されていますが、その前に前提となる考え方を理解するとより良いと思いました。
それは本文中の言葉を引用すると「人格主義」のパラダイムを持つこと、です。
- 言行一致という誠実さを持ち、人として成熟し、欠乏ではなく豊かさマインドを兼ね備えた人格の上に立つスキル・テクニック
- 人間の本質には4つの側面(肉体,知性,心情,精神)がある
- 人格は繰り返し行うことの集大成である。それ故、秀でるためには、一度の行動ではなく習慣が必要である(ーアリストテレス)
今日明日に使える小手先のテクニックではなく、人として成長する。
人格形成をするための習慣であることがよく分かります。
7つの習慣の全体像
第1~第3の習慣は個人のこと。一言で言うと「約束をし、それを守る」で言い表されています。それと比べて第4~第6の習慣では自分の周りのことについてです。これも一言で言うと「問題に他人と一緒に取り組み、協力して解決策を見つける」と言い換えることが出来ます。
そして第7の習慣が総まとめ編。ざっと言うならこんな感じだと思います。
一つずつ見ていきましょう。
【1】主体的である
主体性の定義はあいまいで難しいですが、自発的に率先して行動するっていう私たちがイメージする意味プラス、自分の人生の責任を引き受けることを意味するそうです。
この辺を読んでいる時は、自責思考という考え方に近いと感じました。
この本の主体性を上手く表現しているのがこちらの文章。
- 私たちは自分の身に起こったことで傷つくのではない。その出来事に対する自分の反応によって傷つくのである
- 主体的な人は「インサイド・アウト」である。自分の内面にあるものを変えることで、外にあるものを良くしていく
全部読んで見た人なら、この「7つの習慣」でどれが一番大切?と言われたら
ほとんどの人がこの第1の習慣「主体的である」を選ぶと思います。
それくらい主体性というのは全ての土台、基本になってきます。
「自分から動くのか、動かされるのか」どちらを選ぶかで大きく変わります。
【2】終わりを思い描くことから始める
第2の習慣はよりイメージのしやすい「目標を鮮明に」です。
自分は何のために勉強するのか。なぜ働くのか。
どれだけ自分と向き合っているかが問われるのが第2の習慣です。
この作業は右脳を使うらしく、これまで学校生活で考える勉強をあまりしてこなかった私たちは苦手な作業です。しかしどの分野でもトップの人達ってイメージする能力が優れているのは事実なので、少しずつ鍛えていきましょう。
イメージできないことはなれないしやろうとも思いません。
自分にとって本当に大切にしたいことを「ミッションステートメント」にして毎日見るのがおすすめです。
ちなみに私のミッションステートメントは今現在2つあります。
Try everything and learn、周りの人を幸せに
【3】最優先事項を優先する
時間管理の本質を一言で言うなら、「優先順位をつけ、それを実行する」
これに尽きます。ただしあくまで時間を管理するのが目的ではないことに注意です。
じゃあどうやって優先順位をつけるのか。
ここでも原則中心の考え方が出てきます。
お金とか娯楽、いわゆる外的要因に中心を置いている人が多いので注意です。
あくまで自分のミッションステートメント、本当に大切なことを優先しましょう。
第3の習慣のキーワードに「信頼口座」があります。
信頼に関わる文章で私自身が心に残ったのがこちら。
- 信頼ほど人をやる気に起こさせるものはない。信頼されていると思えば、人は自分の最高の力を発揮する
- 信頼を貯えておく信頼口座は人間関係による安心感でもある
- 誠実な人間となるもっとも大切なことは、その場にいない人に対して忠実になること
人が一番頑張ろう!と思えるのは「頑張れ」という言葉じゃなくて信頼だと思います。
この人なら頑張ろうとか、この人といたら安心するなというのは全て信頼口座に残高が貯まっている状態です。
ぜひその場にいる人の悪口を言うような人とは距離を取り、まずは自分の内面から誠実になっていきましょう。
【4】Win-Winを考える
この習慣で私自身がメモしたことは特にありませんでしたが、Win-Winと聞いて「楽天モバイル」を思い出しました。
楽天モバイルは2021.01時点で携帯事業において、ほぼ100%こっちの消費者側がお得な制度をどうしてできるのか?っていうくらい頑張っています。
でもそれはWin-Winの関係じゃないので、長くは続かないし他のサービスでいくつもの改悪が進んでいます。
お得にこだわるのもいいですが、お得すぎるのは長くは続かないことを知っておきましょう。
【5】まず理解に徹し、そして理解される
「聞く力」が最近大切だと思うようになりました。
自分のこととか自慢話、過去の栄光ばっかり話す人って多分嫌ですよね。
飲み会にいたら最悪のパターンです。
第5の習慣で覚えておきたいフレーズはこちら。
- ほとんどの人が「注意して聞く」これが最高レベルなのだが、実はもう一段上のレベルがある。それが「相手の身になって聴く、共感による傾聴」である
- 1対1を大切にしよう。定期的にデートをしてみる。食事に行くのもいいだろうし、2人で楽しめることをするのもいいだろう。お互いの話に耳を傾け、分かり合う努力をする。お互いの目を通して、人生を見つめてみる
聞く力を鍛えていこうと思える内容でした。
【6】シナジーを作り出す
第6の習慣でいきなり「シナジー」という言葉が出てきますが、本文中では「全体の合計は個々の部分の総和よりも大きくなるということ」と説明されています。
要するに人と協力したりすることで1+1=2以上になるということです。
人生を変えてくれるのは「本、人、旅」だとライフネット生命♪の出口さんが言っていましたが、そのどれもが人に関わっています。
自分と違う価値観、文化、考え方を知ることで私たちは大きく刺激を受けるし成長することが出来ています。
変化を嫌わず楽しむ姿勢を大切にしていきたいと思いました。
【7】刃を研ぐ
第7の習慣は私たち自身の価値を維持&高めていくための習慣です。
冒頭に述べた4つの側面(肉体,精神,知性,情緒)をバランス良く鍛え続けないといけません。
今回は少し長くなりましたが、以上を私が1回目に読んで感じた7つの習慣メモです。
定期的に読み返してこれらの考えかた、習慣を自分自身に取り入れていきます。