【保険の基本的考え方】新卒サラリーマンは医療保険に入るべきか
「人生の3大支出」と言えば、「家」「教育」「老後」ですが、5大支出になると「保険」「車」が加わってきます。
新生活に向けて「保険」の話も多くなるこの時期。
改めて保険の基本的考え方、医療保険について考えてみようと思います。
保険とは何のために入るのか?これから一生役に立つ保険の本質を一緒に考えましょう。
<こんな人におすすめ>
- 親から医療保険の加入を勧められた(私のことです)
- もうすぐ社会人になるけど保険についてあまり考えたことがない
- 保険で損をしたくない
参考図書
【超重要】保険の考え方
そもそもなぜ保険に入る必要があるのか、ここが分かれば不要な保険に入らなくて済むし、人生の5大コストの一つを攻略したのと同じです。
保険とは、めったに起きないけど、もし起きたら生活できないレベルになる致命傷に備えるため、みんなで少しずつ出し合って助けるもの。そもそも病気&怪我のために毎月大金を支払うものではない。生活防衛資金を貯めるのが最優先事項。
保険の大原則は、大変な目にあった人以外、全員掛け捨てが原則なんです。
【超具体的】前提を踏まえてこれは?
×:「貯蓄型」「満期過ぎたら後から返ってくる」「60才までかけ続けたらそれ以降は生涯保証(年金型)」
思いつくのを適当に並べてみましたが、比較するとダメな保険の共通点が見えてきます。
それは「保険の大前提(めったに起きないけど起きたらゲームオーバーになる)以上に保障があること」です。保険と貯金や年金を一緒にするのは、わざと分かりにくくして手数料を高く取ろうとしています。合言葉は「混ぜるな危険」です。
なぜこのような状況になっているのか
もう少し深く考えていくと、「なんで前提とは違う保険商品が社会にいっぱい出回っているのか」という疑問が出てきます。
保険会社が私たちをだましているわけでも悪者になりたいわけでもありません。
本当の問題は保険に入る私たちがこの前提を無視して「掛け捨て」は損だと嫌うことです。保険会社はあくまで私たちのニーズ「お得に見える」商品を出しているだけなのです。当たり前ですが「売れる商品」がないとつぶれてしまいます。
新卒サラリーマンが準備するべきこと
タイトルに戻りますが「新卒サラリーマンは医療保険に入るべきか」という答えに対して、結論はまず「生活防衛資金」を貯めるのを優先しましょう、ということになります。
もちろん「安心を買っているんだ」という主張も十分に分かったうえで、今一度人生5大コストの一つ「保険」について考えてみるのも大事だと思います。
全部保険に入るな!というわけではなく、あくまでバランスが大切です。これからも自分が本当に納得して大切なことにお金を使えるように日々勉強です。