りょーへーBlog

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少しだけ水に興味がある大学院生です。

【集中力はいらない】ゆったり生きるという考え方

「自分には集中力がない。」

「あの人は集中力がすごくてうらやましい。」

誰もが一度は自分の集中力を高めたいと思ったことがあるのではないでしょうか。

 

しかし本のタイトルは「集中力はいらない」です。

著者の森博嗣さんは何を考えているのか。「お金の減らし方」に続いて森さんの本を読むのは2冊目です。

ryoheiwater.hatenablog.com

集中力はいらない (SB新書)

集中力はいらない (SB新書)

 

 本当に集中力はいらないのか

  • むしろ集中しないことで、機械にはできない人間本来の能力を発揮することもできる
  • 的確な判断には、冷静さが必要である。この冷静さ=集中しすぎないことと言い換えることができ、頭の「分散力」に近い能力

さいころから「集中しなさい」と言われ続けたので、こんな風に考えたことがありませんでした。

 

なぜ「集中力は大切」という教育になったかというと、日本が成長していく過程で、短い時間でより多くの物を作るためです。ようはできるだけ機械のように同じ作業を繰り返しできるように教育されてきたのです。

 

しかし現在はどうでしょう。単純作業はどんどん機械やAIがやってくれるようになりました。この傾向は今後さらに強くなるのは全員が想像できると思います。

 

その時、「永遠と計算ドリル(単純作業)を解き続ける人」と「機械にはできない考える力を持つ人」どちらを目指すべきでしょうか。シャワーを浴びてぼーっとしている時、何か思いつくのは機械にはできません。

少数派を非難するリスク「自分が少数派になった時を考える」

空気を読むことで多数派に入ろうと必死の人たちは、少数派の他者を非難することで自分が多数派だと確認している。一方自分の意見が多数とは違うと認識している少数派の人間は、意見が違っても敵だとは考えない

日本人は、という言い方はあまり好きではありませんが、どうも自分とは違う人を非難・排除しようとする傾向が強いと感じます。

 

最近はそれでも少なくなってきた気がしますが、ひと昔前は「外国人の差別やいじめ」が問題になっていました。日本から出たら自分が外国人になるのにーって思います。

最近では「コロナ感染者」に対しても厳しすぎと感じる時があります。

普通に考えて日本で陽性者数が約70万人=(気づかない人も含めて仮に100万人とする)なので、人口1億としてもざっと約1%の人が感染したことになります。(2021.05時点)

 

これってそんなに珍しくて悪いことですかね?感染した人に向かって思いやりのない言葉をかけるってことは、自分がそうなった時同じようにされることになります。

 

えらそうに言いましたが、私もまだまだ心がせまいと感じる出来事がありました。

「太りたいなら毎日ドーナツ食べればいいよ」とみんなに向かってアドバイスする人に、「いや、それ100%体に悪い」と思っただけではなく口に出してしまいました。

 

太るという点に関しては間違ってなかったので、そこを受け止める。こんな考えの人もいるよねと思える人にはやく成長したいです。

読書はインプット思考はアウトプット

読書はそもそも思考力には関係がありません。知識を得るには多少有利でしょう。

読書はインプットですが、思考はアウトプット。野球がうまくなるためには、その練習をするしかありません

読書は主体的に知識を得る、どこが大切か読解力がつく、デジタル断食で自分と向き合える、などよい所は数えきれません。が、確かにインプットかアウトプットでいえば「インプット」です。

 

つまり、読書するだけでは人生は何も変わりません。自分が大切だと思ったことを自分なりに考えて行動する。さらには行動を続けて習慣化させる。そこまで行って初めて野球がうまくなります。

 

私が続けているメモも、ただのインプットやメモで終わらせず、思考を深めるために使っていこうと思います。

時間とお金

お金は取り返せるけど、時間は使ったら戻ってこない。無駄なことに時間を使うのは、その分お金を払っていると考えてもらいたい

こういう本を読みまくっているせいか、自分は友達や会社の同期に比べてこの価値観が強いと感じることが多いです。価値観なのでこっちが絶対正解だ!というのはありませんが、「お金は取り返せるけど時間は戻ってこない」は一度自分なりに考えるのはおすすめです。

 

私は人生の中で洗濯に時間をかけたくないので、乾燥機があれば20分200円でも絶対に使います。その間に本を読んだりゆっくりするほうが大切だと考えるからです。

自分はバカだと思い込む

自分の頭では無理だ、と考える。口にするのではなく自分の中で自分を低く見るのである。そうすれば問題に対して謙虚になれるし、ダメ元でだらだらと考えることができる。絶対解けるはずだ!と思うから緊張して力が入ってしまうのだ

逆に「自分が天才だ」と思ったら学ぶ姿勢がなくなると思うと、とても怖いです。

自分よりすごい人と一緒にいると「この人のこんなところがすごいな、ちょっと自分も頑張ってみよう」と感じることが多いです。この姿勢をおじいちゃんになっても、孫から学べる、そんなおじいちゃんになりたいです。

【まとめ】「頑張らない」という生き方

「頑張らない」という生き方は、一生懸命のふりをするのに比べて気楽である。人からどう思われても良い、という価値観がまず育つ。まだ本気を出していない、という自信みたいなものも密かに持つことができ、余裕のある人格を築くだろう 

 競争社会のなかで、「自分は本気を出していないからまだいける」これくらいのんびり過ごして行かないと色々疲れると思います。

ということで今日は疲れたのであとはゆっくりサウナでも入ってきます。