【腸の力であなたは変わる】食べ物を見直して炎症を防ぐ
「何を食べるか。どんな環境に身を置き、どんあライフスタイルで過ごすか。」
食べるもので腸内フローラ(腸内細菌)を変えて健康になれる!
大学で微生物の研究をしていた私に大好きなテーマですが、いくつか初めて知ったことや実践したいことも多く含まれていたのでまとめておきます。
今日からは朝活じゃなくて腸活をしましょう。
「腸の力」であなたは変わる―――一生病気にならない、脳と体が強くなる食事法 (三笠書房 電子書籍)
- 作者:デイビッド・パールマター,クリスティン・ロバーグ
- 発売日: 2016/06/07
- メディア: Kindle版
【理論編】 基本的な考え方
腸がめちゃくちゃ大切な理由については、ここでは省略します。ここではもう一歩踏み込んだ考え方についてメモしておきます。
今まで気にしたことがなかった人は全員この本を手に取って読んでください。
- 腸内環境は何を食べるか。どんな環境に身を置くか。どんなライフスタイルかによって影響される。その中でも食べるものに直接影響を受ける。
- 私たちは健康に何か問題が起きるとすぐに犯人捜しを行うが、これは完全に間違っている。(多くの病気が腸内環境を良くすることで改善する)
確かに私たちは病気になれば風邪薬を処方箋してもらうし、時には抗生物質で無理やり直します。これがもちろん命を救うために必要なことではありますが、一度立ち止まってみる必要があります。
この病気だから〇〇の医者。こっちなら〇〇の医者。出た杭を補修していく方式よりも、そもそも杭が出ないように内側(ここでは特に腸)を見直していきましょう!ということです。
小さい頃に母乳を飲んでいるかや様々な微生物に触れあってくるかなど環境的な要因もありますが、これはどう嘆いても今から変えることはできません。
今日から変えていけること、そして最も影響を与えるのが日々口に入れる食事+運動ということになります。この本では運動についての記述は少ししかありませんが、運動をすることで腸内細菌のバランスが改善されて体重の増加を防いでくれます。
【実践編】意識して取りたい食べ物や(気を付ける)行動
ここからは実際に意識して取りたい食べ物、行動を並べます。
- 水道水(特に残留塩素)はろ過して飲む
- 発酵食品(納豆キムチヨーグルトキノコ類)、紅茶キノコのお茶(コンブ茶)
- ターメリック、ココナッツオイル、ビタミンD
- (生の)ニンニク、西洋ネギ、タマネギ、アスパラガス、キクイモ
→農産物直売所で新鮮な野菜を買いに行く
- 缶詰、加工品、惣菜は最小限に抑える(化学物質との接触を減らす)
- 自宅はよく換気して、HEPA空気フィルターをとりつける
この中で一番の悩みどころは水道水です。
水をきれいにする会社で働いている私自身、塩素の重要性とか水道水の塩素が無害であることは痛いほど認識しています。
それでも腸内細菌という面で考えると、24時間水道水を口から摂取するのはびみょーだなと本を読んで思いました。だってメダカの水槽にいきなり水道水は入れないですよね。
腸の中で微生物を育てる意識が他の本を読んでいても正しいと判断したので、とりあえず残留塩素を含まない水をできるだけ飲んでいこうと決めました。大切なのは本に書いてあることすべてを飲み込むのではなく、最終的には自分で決めるということです。
あとはあまり加工していない野菜や果物を意識して食べるようにします。もちろんすべてを気にしすぎて心配する必要はないと思いますが、口に入れる食べ物、もっと言えば部屋の空気を考えるくらいの丁寧な暮らしは必要だと思いました。
おまけ「BOSE博士を大きな成功へと導いた言葉」
未来へ通じる道のどの十字路でも、進歩的な精神は、過去を守ろうとする千もの凡庸な心に反対される (BOSEってあの有名なBOSEです)
どうしても過去や現状を守ろうとする人々がいるのは事実です。
そういった人は「変化」すること自体を嫌います。
自分も含めて大半の人が嫌なところ、そうした束縛を打破する人間やそういうエネルギーが新しい何かを生み出すんだと思います。
ありきたりですが、変化を楽しむような人生を引き続き過ごして行きます。
まずは腸活から!