【これも修行のうち】感覚に意識を向ける
けっこう前に「反応しない練習」という本を読みました。
今でも実践したり読み返すほど役に立つ本で、お母さんの誕生日にプレゼントしました。
「これも修行のうち」は同じ著者が書いていて、より実践的な内容になっていました。
思考は言葉で作られる
体育会系の部活だとよくこんなことを言われます。
「ネガティブな言葉を発するな」「言葉が行動を変える」
うそのようで意外とその通りで、思考は言葉で作られています。
ついネガティブな考え、否定的な思いが出てきたら、ポジティブな言葉を繰り返すこと。そうして徐々に考えかたを元に戻していく必要があります。
人生の「はずれのないゴール」3選
人生のゴール、目的は?と聞かれるとなかなか答えるのは難しいと思います。
この本での答えはシンプルで、「これは間違いないと思えるゴール」を人生の行き先にすえることだと言っています。
具体的には以下の3つが挙げられていました。
- ①クリーンな心を保つ(ムダな反応がない状態でいる)
- ②正しい(自分の幸せに役立つ)「心の使い方」を知る
- ③自分に「納得」できる
このなかで自分に「納得」できるというのは私も一番大切だと感じました。
寝る前に振り返って、今日一日に満足できること。過去を振り返っても未来を考えても納得できること。こう思えること自体が「人生究極のゴール」です。
ようは自己満足が大切ってことです。
究極のメントレを私たちはすでに実践していた?!
私たちは何かストレスがあると、音楽を聞いてリラックスする人もいれば、運動したり美味しいものを食べる人もいます。
これは自分の中の意識を「感情→感覚」に切り替えようとしているらしいです。
なので感覚に意識を向けることこそ究極のメントレであり、私たちは無意識のうちに実践しています。
一日の中で意識的に「感覚に帰る」時間を増やすことで最強のメンタルトレーニングをしていこうと思います。
成果よりもプロセスに集中する
アメリカのある大学で、こんな実験をしました。
学生を「良い成績を取った自分(成果)」をイメージするグループと、
「毎日勉強に頑張っている自分(プロセス)」をイメージするグループに分けてどちらが成績が良かったかを調べました。
成績が良かったのは後者の「毎日勉強に頑張っている自分(プロセス)」をイメージするグループでした。
どうしても人は目の前の成果、結果を追い求めがちです。でも追い求めすぎもよくありません。
過去の結果は変えられませんが、自分が行ってきたこと、プロセス自体に意識を向けて振り返る。その結果充実感が上がって成果も上がる。
こっちの方も大切かもしれません。